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パソコン講師 峯岸直子のブログです。パソコンの話・遊びの話・友達の話を書いています。
Windows10 Windows11 ともにOneDriveの同期に関して、生徒さんたちを悩ます問題となっています。

OneDriveは、マイクロソフト社が提供するクラウドストレージサービスです。

書類や写真などのあらゆるファイルをオンライン上(インターネット上)に保存できます。
Windows には、OneDriveにファイルを保存するため、OneDriveアプリがインストールされています。
そして、これについてわからなくしているのが「同期」という言葉だったりしています。

今日も生徒さんから、自分のデスクトップパソコンのOutlookメールがいきなり使えなくなった・・・という質問を受けました。
よく聞くとその直前に「OneDriveを触っていて同期をしてしまった」とのこと。
デスクトップやドキュメント全部に雲のマークになってしまったということでした。
また、OneDriveがいっぱいだという警告も出てしまっているとのこと。
何が起こったのか?どうしてこうなったのか?生徒さんは理解できないということでした。

そこでその理由について説明 同期の止め方などについて説明をしました。

同期に至るまでの経緯は違うもののやはりパソコンのセットアップ時に同期になってしまってデスクトップやドキュメントにあるファイルがOne Driveに入ってしまってあっというまに容量がいっぱいという警告が出てしまった・・・という生徒さんもいました。

今までこの問題について何度も生徒さんから相談されたこともありますし、そのたびに元に戻す作業をしたり設定を変えてりということをしてきています。
マイクロソフトにしてみれば、これで容量が足らないのならばOneDriveの契約容量を増やしてもらえればお金になるのでいいのでしょうが、ユーザーにとってはいまひとつ納得がいかないところがあります。

OneDriveの同期とはいったいなんなのか?
まずあなたは、パソコンを数台お持ちですか?タブレットやスマホもお持ちですか?
複数台お持ちの場合、アッチのパソコンのデスクトップにあのファイルがあるんだけどこっちのパソコンには入れてないんだよね・・・なんて経験はありませんか?
何台もあるパソコンやタブレットがすべて同じように使えたら、便利だと思いませんか?
それを可能にするのが 同期 です。
マイクロソフトのアカウントとパスワードを1つのメールアドレスで管理すれば、どのパソコンもクラウドストレージと同期させることによって同じように使うことができます。それができるように「同期」しますか?
それともこのPCのみで使いますか?といったことを聞かれるのです。

残念なことにこのクラウドの容量が初期値では5GBしかありません。すぐに同期をしてしまうと一杯になってしまいます。
また同期をするには時間がかかってしまったりします。緑のチェックが入っていれば同期済み 雲のマークはまだ同期できていないといった感じです。

いやいや、自分の意志でバックアップをしたい時だけにOneDriveを使えればいい。アッチのパソコンとこっちのパソコンのファイルを同じように使いたいときは自分でクラウドにアップロードして使うからいい という人は絶対に同期をしてはいけません。

そうはいっても、「もう同期してしまった」 「OneDriveはいっぱいと表示される」という人は、先ずは同期を止めなくてはいけませんね。

同期をしている人は、タスクバーの通知領域にOneDriveのアイコンがあると思います。
雲のマークです。そのマークを右クリックして設定を開きます。

マイクロソフトアカウントでログインしてパソコンを起動してもONEDriveのアプリにサインインしていなければこのように雲のマークに斜線が入っています。
OneDriveサインインしていない

アイコンを右クリックすると画面右上に設定の歯車があります。
OneDrive設定の画面

この設定ボタンから設定をしてください。

Windows11または10によってちょっと出てくる項目が異なりますが
画面左側のアカウントをクリック 画面右の「このPCからリンクを解除する」をクリックします。
解除するとマイクロソフトアカウントを入力する画面が出てきますが、このウィンドウは閉じてしまいます。
ここでまたサインインをしてしまうと元にもどってしまったりします。

または、OneDriveのアプリを使っているようであれば同期を解除するには、OneDriveアプリからサインアウトします。
またタスクマネージャーで起動時にOneDriveにアクセスしないように設定をします。

出てくる画面によってはバックアップというタブがあり
バックアップを解除というボタンをクリックしたりもします。

同期を止めたら、いっぱいになってしまったOneDriveの中身を整理する必要があります。
4GB以下にしないとOneDRIVEがいっぱいですとメッセージが出たりします。
外付けHDDなどにデータをきちんとバックアップをとってください。そのうえで削除して片づけをしてください。

厄介なのが1か所だけで設定が全部終わりかというとそうじゃないことがあります。
アプリでサインアウトしていればそれだけでも大丈夫ですが、OneDriveの設定で、パソコンの起動と同時に、OneDriveが起動しないように変更できます。
これは、スタート→設定→アプリ→スタートアップ→OneDriveをオフにしてください。

私は、これらの設定をするのが面倒な時は、ローカルアカウントでのログインができるようにアカウントを追加して設定をしてあげることもあります。

企業などでは、BOXやGoogleドライブなどを使うためマイクロソフトアカウントではログインせずにローカルアカウントでログインするようにしたりします。
クラウドのストレージもアッチもこっちも使うというのは整理ができなくなってきますからね。

iPhoneのicloudなども同期のことをきちんと理解して上手にバックアップをとっておけば、いざという時にバックアップしたデータから復元も可能です。ちょっと難しく感じるかもしれませんが、トラブルと思わずお勉強するタイミングと思っていただけるといいかなと思います。
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【2023/04/08 18:45】 | Windows
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